「Web3決済の社会実装へ」UPCXのCEOが語る実用化戦略|WebXスポンサーインタビュー
決済分野でのWeb3技術の実装に向けて本格始動したUPCX。グローバルな決済インフラの課題解決を目指す同社は、日本の暗号資産取引所への上場を果たし、実社会での普及フェーズへと歩みを進めている。
今回、WebXのタイトルスポンサーとしてブース出展するUPCX-Platforms Pte. Ltd.の社長・中野誠氏へ独占取材。Web3事業への参入背景から今後の展望、そしてWebX 2025での取り組みについて話を伺った。
次世代金融プラットフォーム「UPCX」CEO。2016年にブロックチェーンと出会い、以降は決済・金融サービス分野における新たなインフラの実現に向けて研究開発を重ねてきた。
2024年には、独自ブロックチェーン技術を基盤としたUPCXのメインネットを公開。ネームドアカウント、プル型決済、自動支払、ノンカストディアルエスクローなど、決済フレンドリーで実用的な機能を多数実装予定。
日本の取引所での上場も果たし、制度準拠と技術革新の両立を軸にWeb3時代の金融インフラ構築をリードしている。シリアルアントレプレナーとして複数の事業を創業・運営してきた実績も持つ。
グローバル化が加速する一方で、国や地域ごとに異なる決済インフラや手数料構造といった課題により、日常の決済や国際送金には今なお多くの非効率が残されていることに気付きました。
そうした中でブロックチェーン技術に出会い、それを活用すれば誰もが使いやすく、公平で効率的な新しい決済インフラが構築できると確信しました。技術面・制度面の両面から綿密な検討と研究を重ねた結果として、UPCXというプロジェクトを立ち上げました。
UPCXは、誰もが簡単に使えるブロックチェーンベースの決済インフラを提供することを目指しています。Web3領域のプロジェクトに加え、幅広い業種の企業や団体とも積極的に連携することで、Web3の技術を実社会に広く浸透させていきます。
今後は、具体的なサービスとしてユーザーの目に見える形で展開が進み、UPCXがどのような価値を提供するのか、多くの人に理解されるフェーズに入っていくと考えています。
昨年のWebXにも参加させていただき、多くの来場者の皆様と直接コミュニケーションを取る中で、プロジェクトに対する反応や期待、課題など、たくさんの気づきを得ることができました。
WebXは、発表の場であると同時に、他の参加者やプロジェクトから多くを学べる貴重な機会でもあります。こうした実りある交流の場に、今年もスポンサーとして参加することで、さらに多くの出会いや発見につなげていきたいと考えています。今年も皆様とお会いできることを楽しみにしております。
昨年のブースでは、UPCXの高速な処理性能を来場者の皆様に体感していただくことをテーマとしておりました。今年はさらに進化し、UPCXの多様な決済機能をご体験いただける内容をご用意しています。
日常生活における具体的なユースケースをイメージしていただける展示を通じて、UPCXの可能性をより深くご理解いただけることと思います。また、昨年はプラチナスポンサーとして参加しましたが、今年はタイトルスポンサーとしてさらに力を入れて取り組んでおります。ぜひUPCXのブースにお越しください。
日本国内においてWeb3に関する事業環境が徐々に整備されてきていることには、心より感謝しております。Web3は技術やサービスの進歩が非常に速く、日々新たなユースケースが生まれ続ける領域です。
こうした動きに対し、日本の事業者が機を逃さず事業化し、日本のユーザーもタイムラグなくその恩恵を受けられる制度設計がなされることは、Web3ビジネスを国内で成立させていくうえで極めて重要だと考えています。今後も柔軟かつ前向きな政策の推進を期待しています。
UPCXは、厳格な審査を経て日本の暗号資産取引所に上場しました。技術やスピードだけでなく、制度への対応も含めた総合的な信頼性が求められる中で、今後も堅実な運営を続けていきます。ユーザーにとって使いやすく、社会にも受け入れられるサービスを目指して取り組んでいます。
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