ビットフライヤー、イーサリアムのステーキングサービスを開始
暗号資産(仮想通貨)取引所のbitFlyer(ビットフライヤー)は12日、イーサリアム(ETH)を対象としたステーキングサービスの提供を開始した。
イーサリアムは時価総額でビットコインに次ぐ世界第2位の仮想通貨で、スマートコントラクト機能を持つブロックチェーンプラットフォームとして広く利用されている。ETHをネットワークに預け、ネットワークの維持・運営に貢献することで、その対価として報酬を受け取ることができる。
ビットフライヤーのステーキングサービスでは、利用者が受け取る年利率は約2.03%となっている(8月10日時点の参考例)。利用者は同社の口座でETHを保有することで、定期的に報酬を受け取る。これは、ビットフライヤーがイーサリアムネットワークから受け取る報酬年利率2.90%から、同社の事務管理費相当分約30%を差し引いた水準だ。なお、年利率はイーサリアムネットワークのステーキング状況により変動する。
報酬は毎週発生し、月次で集計される。対象月の翌月第2金曜日に報酬が付与される仕組みとなっている。
同サービスの特徴は、資産をロックする必要がなく、流動性を確保しながらステーキング報酬を獲得できること。ステーキング中であっても、いつでも自由にETHの売却や送付が可能となっている。
ステーキング報酬を受け取るには、スマートフォンアプリまたはウェブサイトからアカウント設定画面にアクセスし、「ステーキング設定」を有効にする必要がある。設定は6か月間の有効期限が自動設定され、継続利用には期限更新が必要だ。
ステーキングは、Proof of Stake(PoS)と呼ばれる仕組みを採用する仮想通貨で利用可能。 これは、保有する通貨を「ステーク(預ける)」することで、ネットワークの維持に貢献し、その対価として報酬を受け取れる仕組み。
国内の仮想通貨取引所では、ステーキングサービスの提供が相次いでおり、投資家の資産運用選択肢が広がっている。
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