米国のビットコイン現物ETFは6月、45億ドル(約7200億円)の月間純流出を記録した。SoSoValueのデータによると、2024年1月の上場以来最大の流出額で、従来の最高記録だった2025年2月の34億8000万ドルを上回った。
6月30日には2億2260万ドルの流出があり、流出は9営業日連続となった。ブラックロックの現物ビットコインETF「IBIT」が35億5000万ドルを占め、月間流出全体の大部分を担った。
ETF全体の運用資産残高は約710億ドルまで減少し、6月1日時点の912億ドルから縮小した。年初につけた1100億ドル超のピークからは大きく水準を切り下げた形だが、上場来の累計純流入額は510億ドルを超えており、依然としてプラス圏を維持している。
ビットコイン価格はこの間、5万8500ドル前後で推移し、直近30日間で約20%、過去1年間で約45%下落した。
The Blockの取材に対し、資産運用会社ウィンセントのシニアディレクター、ポール・ハワード氏は、流出の主因はビットコインの長期的な価値の毀損ではなく、マクロ経済の不透明感を背景とした資金の広範なローテーションにあるとの見方を示した。
また、仮想通貨取引所ビットフィネックスは最新のアルファレポートで、今年10〜12月にかけてビットコインが4万ドル近辺まで下落する可能性があるとの見方を示した。