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セキュリタイズの債券ファンド、ソラナへ拡張 エセナが400億円出資計画

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リアルワールドアセット(RWA)のトークン化プラットフォームを運営するセキュリタイズは12日、AAA格付けのCLO(ローン担保証券)ファンド「セキュリタイズ・トークナイズドAAA CLOファンド(STAC)」をソラナブロックチェーンに拡張したと発表した。

同時に、DeFi金融インフラを手がけるエセナラボがSTACへの2億5,000万ドル(400億円)の出資計画を明らかにした。

STACはBNYと共同開発したトークン化ファンドで、BNYが原資産のカストディアンを務め、BNYインベストメンツがサブアドバイザーとして参画する。運用戦略はレバレッジを用いない実質運用で、米ドル建てAAA格CLOトランシェへの投資を通じて変動金利型ストラクチャードクレジットへの分散エクスポージャーを提供する。

CLOは世界市場での発行残高が1.3兆ドルを超える固定収益市場の主要セグメントだ。セキュリタイズの資産運用額は2026年4月時点で40億ドル超に達しており、アポロ、ブラックロック、BNY、ハミルトン・レーン、KKR、バンエックなど大手資産運用会社との提携でトークン化ファンドを展開している。

エセナは2026年初頭からUSDe(同社の米ドル建て仮想通貨資産)の準備資産構成の多様化を進めており、今回のSTACへの出資計画もその一環だ。エセナの創業者であるガイ・ヤング氏は公式発表で「機関投資家グレードの信用商品はオンチェーン経済の基盤コンポーネントになり得るという確信から、STACへの出資を決定した」と述べた。

また、エセナは今月9日、資産運用会社のジャナス・ヘンダーソンと提携し、ジャナス・ヘンダーソンがセントリフュージと共同でオンチェーン化したAAA格CLOファンド「JAAA」をUSDe準備資産ポートフォリオに組み入れると発表した。

トークン化インフラにはセントリフュージが採用され、競争入札型のRWAインフラ選定プロセスを経て選定されたという。ジャナス・ヘンダーソンはエセナのガバナンストークンENAを取得し、同社のステーキングUSDe(sUSDe)をキャッシュマネジメントに活用する計画も示している。

エセナはもともとデルタニュートラル戦略(ETHやBTCを担保に取り、中央集権型取引所の無期限先物でショートポジションを建てて価格変動をヘッジする仕組み)によってUSDe発行残高を急増させた。

しかし2025年10月の市場下落時にUSDe時価総額が約60%蒸発したことを受け、無期限先物比率を大幅に縮小し、ステーブルコイン準備、DeFiレンディング、CLO、投資適格社債ファンド等をUSDe担保に組み込む方針へ転換した。

ソラナ財団の機関投資家成長担当責任者であるニック・デュコフ氏は「ソラナは機関資本がオンチェーンに移行する際の主要な目的地だ」と述べ、STACのソラナ上での展開を歓迎した。

また、セキュリタイズのカルロス・ドミンゴCEOは「ソラナへの拡張により、世界最大規模の固定収益市場の一つを最もアクティブなブロックチェーンエコシステムの一つに乗せることができる」と評価した。

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