ブロックチェーン分析企業アーカム(Arkham)のデータによると、トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(TMTG)が保有するビットコインアドレスから、22日にCrypto.comのアドレスへ合計2,650 BTCが送金された。円換算で320億円に相当する額だった。
送金は2回に分けて実行された。1回目は449.32 BTC、2回目は2,201 BTCで、いずれもアドレス「34jvU」宛に送られた。中央集権型取引所への送金は資産売却の前兆となる場合があるが、目的は確認されていない。
アーカムのデータでは、送金後のTMTG保有残高は6,889 BTC(830億円相当)となっている。同アドレスが保有するBTC残高は2025年後半〜2026年初頭時点で1万1,000BTCを超えていたが、その後複数回の送金を経て大幅に減少した。
TMTGは5月8日に2026年1〜3月期の決算を発表し、約636億円の純損失を計上した。損失の大部分は、保有するデジタル資産・担保差入デジタル資産・株式証券の未実現損失(含み損)が占めており、580億円に相当する。
一方で、同社は3月末時点で現金・短期投資・株式・デジタル資産等から構成される合計3,290億円の金融資産を保有しており、前年同期末の7億5,900万ドルから約3倍に増加した。営業キャッシュフローも約28億円のプラスを維持し、黒字は4期連続だ。
TMTGは昨年、ビットコインおよびCROトークンを合計3,200億円規模で取得しており、上場企業のビットコイン保有ランキングでは13位に位置している。
仮想通貨取引所Crypto.comとは昨年10月、予測市場機能の提供に向けて協業を発表しており、同社の子会社「Derivatives North America(CDNA)」との連携でCROトークンを活用する計画も明らかにしている。