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ビットコイン年始相場、トレジャリー企業の動向が焦点に|仮想NISHI

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*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI( @Nishi8maru )氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

ビットコイン( BTC )は大晦日から年明けにかけて、直近24時間で最大35万円の下落となった。昨年内に現物を処分する動きが強まり、北米時間を中心に売りが優勢となった格好である。世界標準時(UTC)において、ビットコインの2025年は終値87,497ドルとなり、年始価格93,347ドルから▲5,850ドル(▲6.27%)の下落となった(コインベース基準)。

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成行注文の動向を見ると、31日は長時間にわたり現物の売り優勢が続いていた(下画像青枠)。これは決算や納税対応の関係から、2025年中に現物を売却したい投資家が多かったためと考えられる。一方で、世界各地が1月1日の年明けを迎えるにつれて、徐々に買い優勢へと転じる動きが確認されている。

オプション市場では、コールポジションの増加を背景にPCR(プット・コール・レシオ)が低下しており、市場参加者の投資家心理は強気に傾いている(下画像黄矢印)。直近では、10万ドル水準のポジション増加が目立っており、上値を意識したポジション構築が進んでいる状況である(下画像赤枠)。

他の主要アセットクラスとの比較を見ると(観測期間2カ月)、S&P500は▲0.26、ゴールドは▲0.58、オイルは+0.63となり、ビットコインとの間に強い相関関係は見られなかった。この背景としては、昨年10月11日に発生したフラッシュクラッシュ(瞬間的急落)や、一部のアルゴリズム型ステーブルコインのデペグなどにより損失を被ったマーケットメーカーなどが、継続的に売りを出していた可能性が考えられる。これらの影響については、2026年2月頃に予定されている12月決算の開示により全容が明らかになる可能性があり、引き続き注視が必要である。

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昨年10月11日のフラッシュクラッシュ以降、ビットコイン市場は継続的な下落基調が続いている。この流れが年の切り替わりを契機として、ポジションの積み直しによる回復局面へと転じるかどうかが重要なポイントとなる。

また、15日頃には、世界最大のビットコイン・トレジャリー企業であるストレタジー社がMSCI指数から除外されるかどうかの判断が下されるとの報道も出ている。仮想通貨市場における大口の買い手であるトレジャリー企業の動向は、2026年前半の相場を占う上で大きな分かれ目となる可能性があり、今後の展開に注目したい。

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