ゲーム会社gumi、子会社で予測市場サービスの事業化を検討
ゲーム開発大手のgumiは10月31日、子会社のgC Labsが予測市場サービスの事業化検討を始めたと発表した。
AIやブロックチェーン技術を活用し、政治・経済・エンタメなど幅広いテーマでユーザーが将来の出来事を予測できるプラットフォームを構想している。
GumiはPolymarketなど海外の予測市場プラットフォームを参考にするとしている。Polymarketはユーザーが政治・経済・スポーツなど未来の出来事を予測し、暗号資産(仮想通貨)で予測のポジションを売買できる分散型サービス。2024年米大統領選では従来の世論調査を上回る精度でトランプ氏の勝利を予測し注目を集めた。
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多数の参加者の予測を集約することで、精度の高い集合知を生み出す新しいモデルとして評価されている。
Polymarketは米スポーツベッティング大手「ドラフトキングス」と提携し企業向けインフラを提供するほか、ビットコインやイーサリアムの15分間の価格変動を予測する短期市場も展開。
予測市場は従来の世論調査やアンケートに代わる情報収集の手段として、企業や金融市場での活用も広がりつつある。
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gumiは、こうしたグローバルな動きを参考にしながら、予測市場を日本で展開する考えだ。多数の参加者から集めた予測データを集約し、精度の高い集合知を提供する。
単なる予測市場にとどまらず、独自にゲーム性やエンタメ要素を取り入れることで幅広い層が楽しめるサービスを目指す。公正性と透明性を重視し、法令を遵守したプラットフォームの構築を通じて、国内に新たな市場を創出する方針。
今後はメディア企業やデータ分析企業、研究機関との実証実験を視野に入れ、サービス設計を進める。
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