「史上最大の金融包摂」USDTステーブルコイン、ユーザー数5億人達成
テザー社のCEOパオロ・アルドイーノ氏(Paolo Ardoino)は21日、X(旧Twitter)上で「テザーUSDTが正式にユーザー数5億人を達成し、これはおそらく史上最大の金融包摂の成果だ」と発表した。
現在、USDTの時価総額は約1,820億ドル(約27兆3,000億円)に達しており、ステーブルコイン市場全体の約60%を占めている。これは第2位のUSDC(約750億ドル、約11兆2,500億円)を大きく上回っている。
アルドイーノ氏はかつて、USDTユーザーの37%が実際には保有者であり、「彼らは現地の銀行を持たないため、USDTを貯蓄口座として利用している」と述べた。これは金融包摂における重要な要素を示しているという。
テザー公式Xアカウントも、USDTのユーザー数が5億人に到達したことを発表した。この投稿と同時に、ケニアで撮影されたドキュメンタリー映像を公開した。同日、テザーはケニアを拠点とするフィンテック企業Kotani Payへの戦略的投資を発表し、アフリカにおける金融インフラの拡大に向けたグローバル戦略を展開していることを示した。
また、テザーは米国市場向けに新たなステーブルコイン「USAT」の発行も計画している。USATは、2025年に施行されたジーニアス法に準拠するよう設計されており、2025年末までにローンチする予定だ。
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