リップル社、ステーブルコイン『RLUSD』をアフリカ3社と提携し提供開始
米Ripple(リップル)社は4日、米ドル建てのステーブルコイン「Ripple USD(RLUSD)」を、アフリカ地域で利用可能にすると発表した。
ユーザー規模500万 * の送金アプリのChipper Cash、暗号資産(仮想通貨)取引所VALR、ナイジェリア拠点の決済企業Yellow Cardの3社と提携する。 *(データ元:公式サイト)
RLUSDは、2024年のローンチ以来、世界的に普及が進み、現在は時価総額7億ドル超に達している。ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の認可を受けた信託会社を通じて発行され、信頼性と規制順守を重視して設計されている。
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Rippleでステーブルコイン事業を統括するジャック・マクドナルド シニアバイスプレジデントによると、同社の国際送金ソリューション「Ripple Payments」にもRLUSDを組み込み、アフリカを含む世界の顧客に安定的な送金手段を提供しているという。
また、ケニアでは慈善団体Mercy Corps Venturesと連携し、RLUSDを活用した保険プロジェクトも進む。干ばつリスクを衛星データで検知し、条件が満たされれば自動的に保険金が支払われる仕組みを提供するほか、大雨被害に備える降雨保険の試験運用も予定されている。
すでにBitstamp(欧州)、Gemini・Kraken(米国)、Bullish(香港)などの主要取引所でもRLUSDが提供されている。8月には、「Ripple USD(RLUSD)」を日本国内で発行・流通させるねらいで、SBI VCトレードと米Ripple子会社Standard Custody & Trust Companyと基本合意書を締結。国際的な利用環境は整いつつある。
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