アーサー・ヘイズ、幹細胞事業に投資
仮想通貨取引所ビットメックスの創設者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏(40)が、メキシコとバンコクにクリニックを持つ幹細胞事業に大規模投資を行い、今夏取締役に就任したことが明らかになった。ヘイズ氏は1年以上にわたり定期的に患者として同クリニックを利用し、健康寿命延長を目的とした幹細胞注入治療を受けている。
ブルームバーグの取材でヘイズ氏は「可能な限り長く、健康的に生きたい」と述べ、「これが未来だ。より多くの国が幹細胞利用の規制を緩和している」と語った。会社名は現在リブランド中として明かさなかったが、破壊的イノベーションへの強い関心を示している。
ヘイズ氏は3月にトランプ大統領から恩赦を受け、2020年の銀行秘密法違反起訴と2022年の有罪答弁による法的問題が解決された。現在はシンガポール在住で年3か月を北海道でのスキーに費やし、仮想通貨業界で広く読まれる論説を執筆している。2023年3月の「Dust on Crust」は当時時価総額116億ドルのステーブルコインプロジェクト「Ethena(エテナ)」創設に影響を与えた。
一方、ヘイズ氏は10日に前週売却した仮想通貨を1,050万ドル相当で買い戻したことが判明した。
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ヘイズ氏はX(旧ツイッター)で「全部買い戻さなければならなかった」と告白し、「もう二度と利益確定はしない方がいいだろう」とジョークを交えてコメントした。先週は短期的な市場下落を予想して832万ドル相当のイーサリアムなど複数銘柄を売却していた。
ヘイズ氏は25日に東京で開催されるアジア最大級のWeb3ビジネスカンファレンス「WebX」でオープニングセッションの講演を行う予定だ。コインポストが企画・運営する同イベントは25-26日にザ・プリンス パークタワー東京で開催され、同氏は仮想通貨市場の詳細分析について語る見通しとなっている。
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