BNBトレジャリー設立、10XキャピタルとYZiが協力し米上場目指す
ワイゼットアイ・ラボ(YZiラボ=元バイナンス・ラボ)は9日、仮想通貨投資・リサーチ会社10Xキャピタルと連携してBNBトレジャリー会社の設立を支援すると発表した。「BNBトレジャリー」は米主要取引所での上場を目指し、時価総額4位の仮想通貨BNBへの投資機会を米投資家に提供する。
BNBトレジャリー社は、BNBチェーンエコシステムに特化した独立系の米国デジタル資産運用会社として設立される。経営陣には、ギャラクシー・デジタル共同創設者のデイビッド・ナムダー氏、元カルパース最高投資責任者のラッセル・リード氏らが参画する。
10Xキャピタルは、コーエン・アンド・カンパニー・キャピタル・マーケッツ、クリア・ストリートと提携してBNB初回取得資金を調達する。同社は過去にナカモト(ナスダック上場)などの仮想通貨トレジャリー会社への投資実績を持つ。
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ワイゼットアイ・ラボのエラ・チャン代表は「BNBチェーンは広く採用されているブロックチェーンエコシステムの一つ」と述べた。同社はBNBの機関投資家向けアクセス拡大により、幅広い投資家に恩恵をもたらすと期待している。
この動きは、ナノ・ラボが7月3日に74,315BNBを約5,000万ドルで購入したことに続く企業のBNB採用トレンドの一環とみられる。バイナンス元CEOのCZ氏は、同社を「BNBのマイクロストラテジー」と評価している。
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