アプトス、800億円の現実資産(RWA)TVLに 30日間で56%急増
8日の報告によると、レイヤー1ブロックチェーンのアプトスが現実資産(RWA)分野で急速な成長を遂げ、過去30日間でTVL(総ロック価値)が56.28%増加し800億円(約5.4億ドル)に到達。この成長によりアプトスはRWA分野でイーサリアム、ZKsyncエラに次ぐ第3位の地位を確立している。
アプトス上のトークン化資産の内訳は、プライベートクレジットで約4億2,000万ドル、米国債で約8,700万ドル、機関投資家向けオルタナティブファンドで約3,000万ドルとなっている。資産管理会社によるブロックチェーン技術の導入拡大がこの成長を牽引している模様だ。
ブラックロックのBUIDLファンドやフランクリン・テンプルトンのオンチェーン米国政府マネーファンドなど、大手発行体の参入が成長に寄与。これらの機関投資家向けファンドはアプトス上で3,000万ドルを超える規模に達している。
また、アプトスラボとジャンプクリプトが開発した分散型ホットストレージネットワーク「シェルビー」の発表がさらなる成長を後押ししている。
シェルビーは、リアルタイム動画配信や生成AI、分散型SNS(DePIN)など、高速なデータ処理が必要なアプリケーションに対応する。従来の分散型ストレージが静的な保存に特化していたのに対し、サブセカンド(1秒未満)のレスポンスとスマートコントラクト連携を前提に構築されている。
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さらに、米ワイオミング州政府は6月20日、州政府発行ステーブルコイン「WYST」のパイロットプログラムでアプトスとセイを選定したと発表した。アプトスは10以上のブロックチェーンを対象とした評価で32点の最高評価を獲得し、ネットワーク安定性や取引性能で優位性を示している。
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