ブラックロックの4400億円規模ステーブルコイン、Deribitなどで担保利用可能に
セキュリタイズは18日、ブラックロックの機関投資家向けステーブルコイン『BUIDL』が仮想通貨取引所大手2社で担保として利用可能になったと発表した。Crypto.comとDeribitでの採用により、オンチェーン金融の基盤としての役割が強化される。
セキュリタイズのカルロス・ドミンゴCEOは「BUIDLが担保として受け入れられることで、利回りトークンから仮想通貨市場インフラの中核コンポーネントへと進化していく」と説明した。トークン化された国債が高度な取引プラットフォームで資本効率とリスク管理の改善に活用されることとなる。
Crypto.com取引所では、適格な機関投資家と上級トレーダーがBUIDLを担保として入金することが可能になった。同社のエリック・アンジアーニ社長兼COOは「BUIDLを担保として使用することで、より多くの取引機会を提供できる」と述べた。
また、世界最大の仮想通貨オプション取引所Deribitでも、機関投資家がBUIDLを先物・オプション取引の担保として利用できるようになった。同取引所のルーク・ストリジャースCEOは「世界最大のトークン化短期国債ファンドへのエクスポージャー拡大を実現する」と評価した。
トークン化国債市場は過去1年で約5倍成長し、時価総額70億ドルを超える急成長分野となっている。BUIDLは29億ドルの資産を保有する最大のトークン化国債ファンドで、米ドルと米国債のポートフォリオに裏付けられている。
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