仮想通貨取引所最大手バイナンスは5日、シグナルプラス(SignalPlus)に紐づくAPIキーをすべて削除したと発表した。仮想通貨のオプション・デリバティブ取引基盤を手がけるシグナルプラスが、潜在的なセキュリティ上の問題を報告したことを受け、予防措置として実施した。
バイナンスは、自社のシステムに影響はなく、ユーザー資産は安全だとしている。同取引所は先週、被害額が1兆円に上るハッキングを受けたばかりだ。
シグナルプラスを利用していたユーザーには、バイナンスの口座に直接ログインし、ポジションと未約定の注文を確認するよう呼びかけた。シグナルプラスが完全な解決を確認するまでAPIキーの再連携を控え、接続元を承認済みのIPアドレスに限る「IPホワイトリスト」を常に有効にするよう推奨している。
バイナンスと連携する外部プラットフォームすべてに対し、セキュリティ管理の見直しと不審な動きの監視を促し、懸念を検知した場合は直ちに連絡するよう呼びかけた。
また、仮想通貨デリバティブ取引所のデリビット(Deribit)も、予防措置としてシグナルプラスに紐づくAPIキーを削除した。デリビットは、自社のシステムやデータへの影響を示す兆候は見つかっていないと明らかにした。


