オンチェーン分析を手がけるDarkfost氏は20日、X(旧Twitter)で、OTC(相対取引)デスクが保有するビットコイン( BTC )の準備金が過去最低水準まで減少したと指摘した。
クリプトクアント(CryptoQuant)のデータによると、既知のOTCデスクアドレスに保管されるBTCは現在約12万3,000BTCで、2021年9月時点の約50万BTCから4分の1程度まで減少しているという。
OTCデスクは、取引所の板に注文を出さずに大口の売買を仲介する相対取引サービス。市場価格への影響を抑えたい機関投資家やマイナーが利用することが多く、その保有量は取引所外に眠るBTCの供給余力を示す指標の一つとされる。
同氏は減少の背景として、投資家がBTCを手放さずに保有を続ける傾向が強まっていることや、マイナーなど大口保有者が価格に影響を与えずに売却する経路としてOTCを利用する機会自体が減っている可能性を挙げた。ビットコインの保有構造がより分散化している影響ではないかとの見立てだ。
また、相対取引を介さず公開市場で直接売却することを選ぶ投資家が増えている可能性にも言及した。同氏は、OTC経由の供給が細ることで市場外に出回るBTCが減り、需要は取引所での直接的な買いに向かわざるを得なくなるため、価格にとって追い風になり得るとの見方を示した。

