米SECは9月16日、仮想通貨取引所大手Crypto.com系の北米デリバティブズ取引所Nadexが、個別株先物を取り扱うための登録届出書を提出したことを受理したと発表した。
個別株先物は、対象資産が株式という証券であるのに対し、商品自体は先物契約であるため証券市場とデリバティブ市場の中間に位置し、米SECと米CFTCの双方が規制に関与するものだ。
Nadexは米CFTCの指定契約市場および清算機関として登録されており、取引プラットフォームOG.com(Crypto.comから分社化した独立企業)を通じて取引を提供している。
Crypto.comのクリス・マーザレックCEOは、今回のSEC登録によって個別株先物を米国市場に投入できるようになったと述べた。同氏はまた、米SECと米CFTCの双方と協議しながら、単一株式を対象とする無期限先物の提供に向けて取り組んでいるとしている。
無期限先物(永久先物)は、あらかじめ決められた期限を持たず、資金調達コスト(ファンディングレート)の受け払いで価格を現物資産に近づける仕組みの先物取引で、暗号資産市場で広く使われている。
米国では仮想通貨取引所大手のコインベースも、株式を対象とする無期限先物の提供を目指し、今月に入って独自の登録届出を提出している。


