CryptoQuant上でXWIN Japan(日本拠点のリサーチ機関)が27日までに公開した分析で、9月の米国株とビットコイン( BTC )に共通する季節性の下落傾向を取り上げた。S&P500の9月平均リターンは過去50年でマイナス0.8%となっており、年間で最も弱い月だと指摘している。
要因として、四半期末のポートフォリオ調整や夏季の上昇局面後の益出し、休暇から戻った投資家によるリスク再点検などを挙げた。2026年は米中間選挙も重なり、政策の不透明感がボラティリティを押し上げる材料になり得るとしている。
BTCも同様の季節性を示してきた。2017年から2022年にかけては9月のリターンが6年連続でマイナスとなった。ただしこの傾向は近年弱まっており、2023年、2024年、2025年はいずれも9月がプラスで終えている。
XWIN Japanは、2026年を単純に「9月は売り」と捉えるべきではないとした上で、季節的な調整が市場全体のリスクオフに発展するかどうかが焦点になるとみている。米国株、米長期金利、FRBの利下げ観測、ETF資金フロー、現物需要の動向を注視すべき変数として挙げた。
リスクオフが市場全体に波及すればBTCも圧力を受けやすいが、ETF資金や現物需要が堅調を維持すれば、季節性の下落傾向が再び弱まる可能性があるとの見方を示した。