ハイパーリキッド上で非上場企業評価額に連動した先物取引を提供してきたベンチュアルズ(Ventuals)が15日、サービスの終了を発表した。チームはハイパーリキッドエコシステム内の別プロジェクトへ合流する方針としており、詳細は近日中に公表するとしている。
ベンチュアルズはオープンAIやアンソロピックの企業評価額に連動した無期限先物を提供してきた。同社の発表によると、サービス終了に伴いオープンAIおよびアンソロピック市場での取引は停止済みで、全ポジションは自動決済された。残りのHIP-3市場も数日以内に順次停止される予定だ。
ベンチュアルズは運営期間中に累計6億5,000万ドル超の取引量を達成し、コミュニティから50万HYPE超を集めた。同社は「誰もが、どこからでも、IPO前の有望な企業へのエクスポージャーを得られる24時間365日のプライベート市場」という構想のもとでサービスを立ち上げた。
ベンチュアルズの撤退は、ハイパーリキッド上のHIP-3市場オペレーター間で集約・統合が進む事例の1つとなる。HIP-3はパーミッションレスで先物市場を構築できる仕組みで、株式・コモディティ・プライベート企業評価額など従来ウォール街が扱ってきた市場への参入を可能にしている。
loris.toolsのデータによると、トレードXYZがHIP-3の累計取引量の約90%超、オープンインタレストの約97%を握り、圧倒的な首位に立っている。累計取引量は約2,860億ドルに達し、原油(CL)・銀・金・SP500・エヌビディアなど幅広い市場でシェアを確保している。
ハイパーリキッド全体では、先月の無期限先物取引量が約2,340億ドルに達したとDefillamaのデータが示している。ベンチュアルズは終了直前の24時間取引量が約150万ドルにとどまり、HIP-3全体に占めるシェアは1%未満だった。


