米上場企業ストラテジーの執行会長マイケル・セイラー氏は24日、自身のXアカウントで「今週は債券を購入し、ビットコイン( BTC )は買わなかった。BitVacが充電中だ」と投稿した。
同氏のSNS発言は市場参加者の間で定番の「シグナル」として注目されており、今回もビットコイン購入の小休止と次回大口買いへの布石として即座に議論を呼んだ。
ストラテジーは直近の開示(5月18日)で、2万4,869ビットコイン(BTC)を約20億1,000万ドル(1BTC平均約8万985ドル)で取得したことを報告済みだ。
この購入により同社の保有総量は84万3,738BTCに達し、取得総額は約638億7,000万ドル、平均取得単価は約7万5,700ドルとなっている。
セイラー氏が使った「BitVac(ビットバック)」とは、ビットコインと真空掃除機(バキューム)を掛け合わせた造語で、市場からビットコインを吸い上げるストラテジーの大量蓄積スタイルを表している。
「充電中」という表現は、流動性の確保や負債管理、あるいは新たな資金調達枠の整備が進んでいることを示唆しているとみられ、次の大規模な買い増しに向けた準備段階と受け取られている。
同社は2029年満期の転換社債15億ドル分の償還も計画しており、今週の債券購入はその対応の一環との見方もある。
市場では、同社が2026年通年で既に17万BTC超を追加取得しており、新規採掘量を大幅に上回るペースで供給を吸収していることも改めて注目されている。セイラー氏のX投稿は過去にも購入発表前に登場することが多く、「BitVacが充電中」との言葉が次の購入開示の前触れとなるか、トレーダーや機関投資家の視線が集まっている。