暗号資産(仮想通貨)イーサリアム( ETH )のリサーチャーを務めた経験を持つダンクラッド・フェイスト氏は21日、「イーサリアムを救う方法」をXで提案した。
イーサリアムを再び成功させたいのであれば、信頼できる財源を持つ新組織を創設し、その組織は最初に最低でも10億ドル(約1,590億円)の資金を調達する必要があるなどと主張。最近はSNSなどで、イーサリアム財団やイーサリアムに対して不満が高まっている様子がみてとれる。
フェイスト氏は自身も昨年10月に発表していた通り、LinkedInを見ると現在も決済向けブロックチェーンのテンポのリサーチャーを務めている。一方で職歴の欄を見ると、イーサリアムのリサーチャーを昨年12月に辞めた直後から、イーサリアム財団のリサーチアドバイザーを今も兼任しているようだ。
今回まずフェイスト氏はXで、イーサリアムを救う方法と記し、「コミュニティは、イーサリアムと経済的に整合し、それに責任を負う組織を作る必要がある」と主張。そして、現在イーサリアム財団は全イーサリアムの0.1%以下しか保有しておらず、ステーキングや手数料の収入の流れがないと指摘した。
なお、イーサリアム財団は2026年2月にステーキングを行うイニシアチブを発表しており、フェイスト氏の主張の信頼性には疑問があるが、その点については収益規模から「経済的整合が十分ではない」ということを言っている可能性がある。
フェイスト氏は上記のように指摘した上で、イーサリアムの時価総額に合うように、最初に最低でも10億ドルの資金を調達し、信頼できる財源を持つ新組織を創設することを提案した。
他にも、有能で戦う意志のあるリーダーを見つけること、イーサリアムの価格上昇を望む人々で委員会を作ること、ステーキング収益を恒久財源に回すことなどを主張している。
そして、今は想像するのが困難かもしれないが、これがイーサリアムを再び成功させる唯一の方法だと自身が考えていると説明。いつかは実現するとは思うが、合意に時間がかかる可能性があるとまとめた。
最近は、イーサリアム財団の人事で重要な動きが多いことがSNSに投稿され、何が起こっているのかと疑問の声が上がり、透明性の欠如などを指摘する声が増えていた。
また、「Bankless」の共同所有者であるデビッド・ホフマン氏が21日に、最後のイーサリアムを売却したと投稿したことも注目を集めている。
一方で、ホフマン氏はその投稿のスレッド内で、イーサリアムのネットワークの価値はまだ信じていると説明した。