ストラテジーのビットコイン( BTC )保有数がブラックロックのビットコイン現物ETFであるIBIT(802,824BTC)を上回り、815,061BTCで保有の首位に返り咲く。4月13〜19日に34,164BTCを25.4億ドルで追加購入した結果、2024年Q2以来の逆転となる。
ストラテジーの累計取得コストは約616億ドルとなり、IBITとの差は約1.2万BTCとなっている。
同社は2024年第1四半期初頭に189,150BTCを保有していたが、IBITは同年第2四半期初頭に約273,000BTCへ急拡大し、ストラテジーの214,400BTCを大幅に上回ってリードを維持してきた。
ストラテジーは2026年に入り積極的な蓄積方針に転じ、今年だけで約80,000BTCを追加取得することで首位を奪還した形となる。
今回の記録は象徴的な意味を持ちつつ、両者の性質の根本的な違いも改めて浮き彫りにした。
IBITはビットコイン( BTC )価格に連動するパッシブ運用の現物ETFであるのに対し、ストラテジーはATM増資・転換社債・恒久優先株式といった財務手法を駆使してレバレッジ型でBTCを積み上げる事業会社だ。
ストラテジーはビットコインが最高値から50%超下落する局面でも購入を加速させている。STRC優先株式は「スケーラブルな資本調達源」として機能しており、今回の34,164BTC取得は2026年における同社の週次購入記録(従来最大は3月の22,337BTC)を大幅に塗り替える規模となった。
一方、IBITの保有量は直近で横ばい圏にとどまり、運用資産残高もわずかな減少にとどまっている。
今後の注目点は2つある。第1に、ストラテジーが同規模の週次購入を継続できるだけの資本調達余力を維持できるか。そして、レバレッジ型の法人買いとETFへの機関資金流入という、性質の異なる2つの需要が今後のビットコイン市場の需給バランスにどのような影響を与えていくかだ。