韓国メディアDigital Today13日、韓国ゲーム大手ネクソン(Nexon)の持株会社であるエヌエックスシー(NXC)が公開した2025年連結監査報告書の内容を報道した。報告書から、NXCが仮想通貨関連の保有資産・関連子会社を相次いで処分し、同分野への関与を大幅に縮小していることが明らかになった。
仮想通貨保有残高の縮小が顕著だ。2025年末時点でNXCが保有する仮想通貨は、ビットコイン( BTC )2356枚、イーサリアム( ETH )2万2420枚など総額1476億ウォン(約157億円)相当で、前年の1740億ウォン(約186億円)から15.2%減少した。仮想通貨市場全体が2025年に回復基調をたどった中でも、NXCは保有量を意図的に削減した形だ。
取引所事業からも完全に手を引いた。海外の仮想通貨取引所ビットスタンプ(Bitstamp)の株式は2025年6月にロビンフッド(Robinhood)へ2億ドル(約318億円)で売却され、ビットスタンプとその子会社9社が連結対象から除外された。
韓国国内の仮想通貨取引所コービット(Korbit)についても、2026年2月の取締役会決議により保有株式の全量処分を決定。NXCはこれをもって仮想通貨取引所事業への関与をほぼ終えた。
仮想通貨事業の縮小と並行し、NXCは2026年2月にベルギーの投資法人NXMHを通じて欧州の産業用ソリューション企業CLIグループ(CLI Group B.V.)を連結子会社に組み入れるなど、新たな事業領域への転換も進めている。
NXCはかつてビットスタンプ・コービットへの投資を通じて仮想通貨分野での存在感を示してきた。しかし規制環境の厳格化や収益性の課題を背景に、近年は仮想通貨事業の見直しを段階的に進めてきた経緯がある。


