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ビットコイン現物ETF、4日連続で資金が純流出 クリスマス休暇の影響か

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暗号資産(仮想通貨)ビットコイン( BTC )の米国の現物ETFは23日、資金フローが約1.9億ドル(約294億円)の純流出だった。

純流出となるのはこれで4日連続。背景には、クリスマスや年末を控えた投資家の動向があることが指摘されている。

以下は「SoSoValue」のデータで、米国におけるビットコイン現物ETFの資金フローの推移を示している。本記事執筆時点では23日のデータが最新。週ごとのデータでは、19日までの週から純流出に転じている。

また、米国のイーサリアム( ETH )現物ETFの資金フローの推移は以下の通り。最近は純流出する日が多く、23日の純流出額は9,553万ドル(約149億円)だった。

なお、米国の XRP の現物ETFはローンチから全日で純流入を継続。ソラナ( SOL )の現物ETFは今月4日以降連続で純流入しているなど、他の銘柄のETFはビットコインとイーサリアムのETFとは異なる資金フローを示している。

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ビットコインやイーサリアムの現物ETFから資金が純出している要因について有識者からは、まずは米国のクリスマス休暇を控えた動きが挙がった。米市場は24日が半休場、25日が休場となる。これは毎年言われていることだが、投資家はクリスマス前にポートフォリオやリスクを調整することがある。

他にも要因として、休暇が近づいて流動性が薄くなる傾向があること、四半期末や年末を控えたポジション調整を行う投資家がいること、損失を実現する節税対策の取引が行われることを指摘する声が上がった。

また、単純な資金フローだけでなく、純流出額に注目する声もある。

Presto Researchのリック・マエダ氏は「The Block」に対し、年末特有の要因に言及しながら、2024年のクリスマス前の純流出額と比較すれば2025年は相対的に少ないと指摘した。

2024年の12月24日を含めた4営業日の純流出額の合計は15億ドル超(約2,360億円)に上り、上記画像のデータと比較すると確かに純流出額が多いことがわかる。

なお、2024年のクリスマス前はビットコインの価格が当時の最高値圏にあったため、ビットコインの値動きが下落局面の現在とは仮想通貨の市況も異なっている。

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