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イーサリアム「フサカ」実装完了、レイヤー2取引手数料削減

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イーサリアム( ETH )の『フサカ』アップグレードが4日朝に完了した。これによりイーサリアムの2025年2回目のハードフォークが実行済みとなった。

フサカの最大の特徴はピアデータアベイラビリティサンプリング(PeerDAS)技術の実装だ。この技術によりバリデーターは「ブロブ」と呼ばれるレイヤー2データパッケージ全体ではなく、データの一部のみを検証できるようになった。帯域幅の要件が大幅に削減され、バリデーターとレイヤー2ネットワークの両方でコストが削減される仕組みだ。

PeerDASの導入により、取引を行うユーザーにとっても開発者にとってもイーサリアムはより高速で低コストになる。レイヤー2の取引速度向上と手数料削減が実現し、ネットワーク全体のスケーラビリティが強化される。フサカは今年5月のペクトラに続く大型アップグレードとなる。

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フサカではイーサリアムのブロックガスリミットも3,000万から1億5,000万ユニットに引き上げられる。その後急速に倍増することが見込まれており、ネットワークの処理能力がさらに拡大する見通しだ。これによりブロックチェーン上でより多くのトランザクションを処理できるようになる。

イーサリアム開発者の公式フォーラム「イーサリアム・マジシャンズ」で10月23日に公開された第223回ACDE会議の議事録によると、次期アップグレード「グラムステルダム」の提案締切を10月30日頃とすることが決定された。イーサリアムは複数のアップグレードを同時並行で開発する手法を採用している。

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グラムステルダムではブロックレベルアクセスリスト(BAL)などの主要機能が導入される予定だ。BALはトランザクションの並列処理を可能にし、ネットワークの処理速度をさらに向上させる技術となる。

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