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HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に

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株式会社HashPortは1日、Web3ウォレットアプリ「HashPort Wallet」に「Pontaポイントオンランプ」と「au PAYオフランプ」の新機能を追加した。これにより、Pontaポイントから暗号資産(USDCなど)へ交換し、必要に応じてau PAYへチャージするという一連の流れが可能になった。

累計100万ダウンロードを超えるHashPort Walletと、約1.2億人の会員を持つPonta、約3,900万人のユーザーを持つau PAYが連携する形だ。

Pontaポイントから交換できる対象は、米大手仮想通貨取引所コインベースが支援するL2「 Base 」上で利用されるUSDCとcbBTC。USDCは米ドル連動ステーブルコインで、国内ではSBI VCトレードが唯一取り扱う銘柄として知られる。

一方、cbBTCは米Coinbaseが発行するビットコインのラップドトークンで、BTCを裏付けとしてBaseチェーン上で利用できるようにした“代替資産”にあたる。国内流通はほぼなく、実質的にはUSDCが主要利用になるとみられる。

関連: ステーブルコイン「USDC」の買い方と特徴|SBI VCトレードでの購入方法を解説

Pontaポイントから各ステーブルコインへの交換は月間2万ポイントまで。

また、USDCやcbBTCを使用してau PAYギフトカードを購入し、au PAYマネーライトへチャージすることも可能となった。こちらの上限は月間5万円相当まで。利用にはHashPort WalletへのauIDの登録が必要となる。

今回のKDDI・Ponta連携の背景には、KDDIがHashPortへ2割程度の出資(数十億円規模)を行い、持ち分法適用会社とする動きがある。日経新聞が11月10日に報じていた。

関連: PontaポイントをステーブルコインにKDDIが年内にも新サービス提供へ=日経

HashPort Walletは、大阪・関西万博で提供された「EXPO2025デジタルウォレット」をリニューアルしたもの。万博会期中に累計約100万ダウンロード、590万件以上の取引を処理した実績を持つ。

10月31日のリニューアル以降、Aptos、Ethereum、Polygon、Baseなど複数のブロックチェーンに対応。円建てステーブルコインJPYCや米ドル連動のUSDCを扱えるほか、DEX機能も搭載している。11月21日にはDeFi大手1inchのスワップ技術を統合し、複数チェーン間でのクロスチェーンスワップにも対応した。

関連: HashPort Wallet、1inchのスワップ技術を統合

同日には、ナッジと提携した「HashPortカード」の発行も開始。JPYCで決済・返済・還元ができるクレジットカードで、利用額の0.3%がJPYCで還元される。

関連: ナッジ、ステーブルコイン決済・還元対応クレカ「HashPortカード」発行開始

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