ソニー銀行は12月1日、米ドル建てステーブルコインの事業化に向けて、ステーブルコインインフラを提供する米Bastion Platforms, Inc.と業務提携契約を締結したと発表した。
同行はソニーグループの北米事業を金融面から支援するため、米国子会社の設立も視野にステーブルコイン事業を推進する。
Bastionはニューヨーク州金融サービス局（NYDFS）の信託ライセンスを保有しており、同社のインフラを利用することで、法令に準拠した形での自社ブランドのステーブルコイン提供が可能になる。
また、日本経済新聞によると、ソニー銀行は2026年度にも米ドル建てステーブルコインを米国で発行する計画だ。同行は米国を中心に、ソニーグループのゲームやアニメといった「ソニー経済圏」における資金決済手段として活用する方針を示している。
ソニー銀行は10月、子会社コネクティア・トラスト（Connectia Trust）を通じて、米通貨監督庁（OCC）に国家信託銀行免許を申請した。申請書には米ドル連動型ステーブルコインの発行、準備資産の管理、デジタル資産のカストディサービスなどが含まれている。
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