mt logoMyToken
ETH Gas15 Gwei ($1.13)
日本語

メタマスクのガス代とは?初心者向けに仕組みと節約方法をわかりやすく解説

収集
シェア

メタマスクで暗号資産を送ったり、決済やアプリ連携などの操作をするとき、多くの人が最初につまずくのが「ガス代」です。

操作する資産とは別に、ネットワークごとの「手数料用トークン」が必要になるのが特徴です。例えばJPYC(Polygon)の操作には、Polygonネットワークのガス代=POLを使います。JPYCを持っていても、POLがない、またはメタマスクのネットワーク設定がPolygonになっていないと進めないことがあります。

ここでは「なぜ必要なのか」「何で払うのか」「どこを確認すればいいのか」を迷わずつかめるよう、つまずきポイントと最短の解決だけを簡潔にまとめます。

急ぐ方・初心者の方はこちらだけでOKです。

ガス代とは、ブロックチェーン上で取引や操作を行うときに支払う手数料のことです。銀行振込の手数料と同じように、暗号資産の送金や取引には手数料がかかります。

この手数料は、ネットワークを維持するバリデーター(取引を承認する人たち)への報酬として支払われたり、バーン(焼却)されたりします。

ブロックチェーンのネットワークは、それぞれ独立したシステムです。これは国が違うようなもので、日本では円、アメリカではドルが使われるように、 ネットワークごとに使われるガス代トークンも異なります。

重要: イーサリアムならETH、ポリゴンならPOL、ソラナならSOLが必要です。ポリゴンで取引するにはPOLが必要で、ETHでは払えません。

ガス代は固定ではなく、 ネットワークの混雑状況によって変動します。 混雑時は高く、空いている時は安くなり、時間帯によって数倍〜数十倍変わることも。

上のチャートは、イーサリアムのガス代の推移を示したものです。取引が活発になると需要が上がり、ガス代が数倍〜数十倍に跳ね上がることがあります。

実際にあった失敗例: ガス代高騰時にネットワークの手数料を確認せず支払いを承認してしまい、意図せず高額な手数料を払ってしまった事例があります。

取引前には必ずガス代を確認しましょう。 特に、人気トークンの エアドロップ や市場の急変動時は要注意です。

重要:ガス代トークンの事前確認
必ずネットワークのガス代にどのトークンが利用されるのかを確認してから資産を送りましょう。

より賢く使いこなしたい方向けの情報です。

特にイーサリアムは他のネットワークに比べてガス代が高いため、 取引前には現在のガス代を確認しておくのがおすすめです。

Etherscan Gas Tracker では、リアルタイムのガス代を「Gwei(ギガウェイ)」という単位で確認できます。

優先度を上げると、早く承認される代わりに、Priority Fee(優先手数料)が加算されコストが高くなります。

ガス代は、ネットワークが混雑すると大きく上昇します(特にイーサリアム)。通常は落ち着いていても、以下のようなタイミングでは手数料が跳ね上がることがあります。

こうした時間帯では、見かけより高い手数料になりやすく、意図せず割高なコストで取引してしまうことがあります。

急ぎでない取引は、ネットワークが落ち着いた時間帯まで待つのが賢明です。

メタマスクでは「低速・中速・高速」を選べます。 急ぎでなければ「低速」を選ぶことでガス代を節約できます。

スワップやブリッジの際、Network Fee(ネットワーク手数料)の編集アイコンから処理速度を選択できます。手数料を低く設定すればコストを抑えられ、高く設定すれば優先的に処理されます。

詳しい操作手順については、 メタマスクの使い方 を確認してください。

メタマスクで送金やスワップが失敗した場合でも、ガス代は返金されません。 これは、取引が成功しなかった場合でも、ネットワークがトランザクションの検証・実行を試みた時点で手数料(計算コスト)が発生しているためです。

また、ガス代は「ガス単価 × 使用されたガス量」で決まります。トークン送金、スワップ、NFT購入など処理が複雑になるほど消費されるガス量が増え、結果として手数料も高くなります。

メタマスクの基本がわかれば、JPYCの送金だけでなく、DeFiやWeb3アプリなど、できることが一気に広がります。まずはガス代の仕組みを押さえて、少しずつ使いこなしていきましょう。関連記事でも操作手順や活用例をわかりやすくまとめているので、あわせてご確認ください。

本記事は企業の出資による記事広告やアフィリエイト広告を含みます。CoinPostは掲載内容や製品の品質や性能を保証するものではありません。サービス利用やお問い合わせは、直接サービス提供会社へご連絡ください。CoinPostは、本記事の内容やそれを参考にした行動による損害や損失について、直接的・間接的な責任を負いません。ユーザーの皆さまが本稿に関連した行動をとる際には、ご自身で調査し、自己責任で行ってください。

免責事項:この記事の著作権は元の作者に帰属し、MyTokenを表すものではありません(www.mytokencap.com)ご意見・ご感想・内容、著作権等ご不明な点がございましたらお問い合わせください。
MyTokenについて:https://www.mytokencap.com/aboutusこの記事へのリンク:https://www.mytokencap.com/news/540579.html
関連読書