仮想通貨取引所ジェミニが予測市場参入へ、カルシやポリマーケットと競合=報道
ビットコインOGタイラー・ウィンクルボスとキャメロン・ウィンクルボスが設立した仮想通貨取引所ジェミニ・スペース・ステーションが、予測市場契約の提供準備を進めているとブルームバーグが5日に報道した。同社は可能な限り早期の製品立ち上げを検討しており、スポーツだけでなく、選挙やその他の実世界のイベントの結果に賭ける連邦規制下の予測市場業界に参入する。
ジェミニは5月にデリバティブ取引所の設立認可を米商品先物取引委員会(CFTC)に申請し、予測契約の取引にこの取引所を使用する計画を協議しているところだ。承認プロセスには数カ月から数年かかる可能性があり、新規取引所の認可は現在審査中だ。一方で、他の取引所や投資ブローカーは既存の予測市場プラットフォームとの提携を選択しており、ロビンフッドはカルシからイベント契約を顧客に提供している。
ジェミニの計画は、既にCFTCに登録済みのカルシや近いうち米国再参入を目指すポリマーケットといった主要プレーヤーとの競争を意味するものだ。インターコンチネンタル取引所やCMEグループなど大手取引所企業もこの分野に進出しており、米国最大の仮想通貨取引所競合コインベース・グローバルは先週の決算説明会で、金融商品の「エブリシングエクスチェンジ」戦略の一環としてイベント契約への拡大計画を発表した。
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ジェミニは9月のIPO前の規制当局への届出で、経済、金融、政治、スポーツ予測のイベント契約を開始する目標を示した。11月10日に初の公開決算を発表予定だ。
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