アマゾン提携でNFTキャラクター販売、ユガラボの「アザーサイド」11月に正式リリース
ボアード・エイプ・ヨット・クラブ(BAYC)を手掛けるユガ・ラボは、先週末にラスベガスで開催された年次イベント「エイプフェスト」で、メタバース「アザーサイド(Otherside)」を11月12日に正式リリースすると発表した。
ユガ・ラボは今回、アマゾン・ゲーミングとの提携も発表した。アザーサイドはアマゾン・ゲーミングのトップページに掲載され、同社のメタバースブランドを世界中の数百万人の利用者に宣伝する。両社は10月30日午前9時(太平洋時間)から、バーチャル配送箱で作られた「ボクシマス(Boximus)」と呼ばれる共同ブランドの限定ボイジャーキャラクターNFTを販売する。ユガ・ラボの最高製品責任者マイケル・フィッジ氏は「アマゾンには3億人以上のユーザーがいる。我々は彼ら全員に向けてデジタル資産を販売していく」と述べた。
アザーサイドはロブロックスやフォートナイトに似たプラットフォームだが、仮想通貨を統合している点が特徴だ。利用者はメールアカウントまたは仮想通貨ウォレットで登録でき、NFTをアバターとして使用してユガ・ラボや他のプレイヤーが作成した仮想世界(メタバース)を探索できる。フィッジ氏はザ・ヴァージに「この分野で試みられた中で最も野心的なプロジェクトの1つで、ついに形になりつつある」と述べた。
11月12日にはコダ・ネクサスと呼ばれる主要なソーシャルハブが開設され、これは3層アプローチの第1層となる。最初のプレイ可能エリアはBAYCのオリジナルテーマを反映した「ザ・スワンプ」と呼ばれ、ネクサスが中央ハブとして機能する。利用者はXスペースに似た音声ベースのルーム「バブルズ」に参加でき、対応コレクションのNFTを3Dキャラクターとして使用できる。
アザーサイドのアバターやアイテムはブロックチェーン基盤のNFT資産で、フォートナイトなどの他のゲームとは異なり、Openseaなどプラットフォーム外で売買や取引が可能だ。フィッジ氏はウェブ2ベースのゲームに不満を持つ開発者を引き付けることを目標に掲げ、アザーサイド開発キット(ODK)を通じて開発者が独自の世界やゲーム、体験を設計できるクリエイターベースのエコシステムを構築する計画を明らかにした。
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