スイスボーグで61億円相当ソラナが不正流出、自社資金で補償計画
スイスに拠点を置く仮想通貨プラットフォームのスイスボーグが9日、セキュリティ侵害により約4100万ドル(61億円)相当のソラナ( SOL )を失ったと発表した。
同社によると、攻撃の対象は自社アプリではなくステーキング・パートナーのキルン(Kiln)のAPIが侵害されたことが原因で、SOLアーン・プログラムが標的となった。オンライン調査員のZachXBTは、流出額が約19万3,000SOLに上ると報告している。
スイスボーグの広報担当者はXに投稿した動画で「スイスボーグにとって困難な日だ」と述べ、パートナーAPIの侵害がSOLアーン・プログラムへの攻撃につながったと説明した。同社は被害を受けたユーザーが「残高の大部分を回復できる」よう自社のSOL資金を活用する計画を発表し、具体的な金額は近日中に確定するとしている。また、ホワイトハット・ハッカーやセキュリティ・パートナーと協力して流出した資金の回復に取り組んでいる。
なお、今回の侵害は他のアーン・プログラムや同社独自アプリに保管された資金には影響していないと強調している。被害を受けたのは全ユーザーの1%未満で、スイスボーグの財務状況は健全であり日常業務に支障はないとしている。
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