二代目ソラナスマホのSeeker、50超の国へ出荷を開始 モバイルWeb3の新時代へ
暗号資産(仮想通貨)ソラナ( SOL )のスマートフォンを開発するSolana Mobile(ソラナ・モバイル)は4日、予定通り同日からソラナスマホ二代目の機種「Seeker(シーカー)」の出荷を開始したと発表した。
50超の国に出荷を行っており、これから数週間かけて手元に届いていくと説明。4日に出荷開始する予定とともに、ネイティブトークン「SKR」を発行することなどを今年5月に発表しており、ソラナコミュニティを中心にシーカーに対する期待が高まっている。
シーカーは「Saga」に続くソラナスマホの二代目の機種。シーカーではSolflareと協力して「Seed Vault Wallet」を開発し、ダブルタップでトランザクションを送信できる機能を搭載したり、ソラナのdApp(分散型アプリ)ストアをアップデートしたりした。
ソラナ・モバイルのゼネラルマネージャーを務めるEmmett Hollyer氏は出荷開始に合わせ、以下のようにXでコメントしている。
シーカーは「Android OS」を基盤にして、ブロックチェーン関連の機能を搭載している。上述した以外にも、「Seeker ID」というデジタルIDを活用したり、譲渡不可のソウルバウンドトークン(SBT)である「ジェネシストークン」を各機種が発行したりする特徴を持つ。
また、アップデートされたアプリストアでは、ソラナブロックチェーン上の分散型アプリを提供。ユーザーは、ゲームや決済、DeFi(分散型金融)、NFT、DePIN(分散型物理インフラネットワーク)、AI(人工知能)などのアプリをインストールして使うことができる。
そして、大きな注目を集めているのが、ソラナ・モバイルのエコシステムを支えるネイティブトークンのSKR。長期戦略の2つの柱として分散型のインフラ「TEEPIN」とともに5月にSKRの発行が明らかにされた。SKRは経済圏、インセンティブ、所有権を支えるために使用するという。
なお、ソラナ・モバイルは今回の出荷開始の発表に合わせ、「SKRはまだローンチしていない」とXに投稿。詐欺などの被害に遭わないように注意を呼びかけている。
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