ビットコイン、4ヶ月ぶりの過去最高値更新で109500ドルまで上昇
暗号資産(仮想通貨)ビットコインの市場価格が1月20日以来4ヶ月ぶりに過去最高値を更新し、1BTC=109,500ドル(約1,600万円)を記録した。
今年1月のトランプ政権発足後、「ビットコイン準備金」構想への期待が後退し、FRBの金利政策への失望感やトランプ政権による関税強化の影響を受け、ビットコインは一時74,000ドル台まで下落した。
しかし、その後、米中貿易摩擦の緩和などを背景に大幅に反発している。
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上昇理由の一つには機関投資家の買い、すなわち米国のビットコイン現物ETF(上場投資信託)への大規模な資金流入が挙げられる。5月前半だけで28億ドル(約4,200億円)以上が流入し、累計流入額は5月16日時点で418億ドル(約6.2兆円)に達した。
フィデリティのグローバルマクロディレクター、ジュリアン・ティマー氏は先週「金(ゴールド)からビットコインへ再びバトンが渡されている」と指摘。両資産のシャープレシオ(リスク調整後リターン)が収束しており、投資対象としての魅力度がほぼ同等になりつつあると評価した。
CryptoQuantの年初予測では「2025年のビットコイン目標価格は15万〜25万ドル」とされており、米SEC(証券取引委員会)の仮想通貨業界への規制緩和やFRBの利下げの見込める数ヶ月後〜今年末に向けて、さらなる上昇余地があるという見方が市場関係者から出ている。
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