タイ政府、デジタル投資トークン「G-Token」発行へ 200億円規模
タイのピチャイ財務相は14日、新しいデジタル投資トークンを2カ月から3カ月以内に発行する計画であると発表した。現地メディアらが報じた。
名称は「G-Token」で、発行額は50億バーツ(約221億円)。G-Tokenを販売して得た資金は国家予算として活用するというが、厳密には国債という位置付けではないという。
G-Tokenの発行計画自体は以前から伝えられていた。例えば今年3月には「The Nation」というメディアが、従来の国債を部分的に置き換える投資手段として、財務省がG-Tokenの取り組みを発表したと報じている。
発行の大きなメリットについてピチャイ財務相は今回、より多くの個人投資家がデジタル経済に参加できるようになることだと説明。また、銀行の預金よりも高い利回りを得ることができるようになるとも述べている。投資家は100バーツ(約440円)から、G-Tokenを購入できるようだ。
ピチャイ財務相は、50億バーツという初期発行規模はテストだとも説明した。G-Tokenは暗号資産(仮想通貨)ではないが、ライセンスのあるデジタル資産取引所で売買できるようになるという。
米トランプ政権が仮想通貨を推進する中、タイではデジタル資産を採用しようとする気運が高まっているようだ。
海外メディアによれば、今年1月にタクシン元首相が、国債を裏付けにしたステーブルコインの発行を国家に要請。個人投資家や機関投資家がそのステーブルコインを購入できるようにすべきだと主張したという。
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