トランプ大統領のSNS『Truth Social』、72時間以内にミームコイン発行か=報道
CNBCの「Cryptotrader」番組司会者ラン・ノイナー氏は5月12日、ドナルド・トランプ大統領が所有するソーシャルメディアプラットフォーム「Truth Social」が72時間以内にミームコインを発行する予定であることを伝えた。ノイナー氏によれば、この新ミームコインは1月に発行された「TRUMP」コインと同じチームが関わっているという。
この情報に関する詳細は示されていないものの、トランプ氏が最近Truth Socialに投稿した「次のTRUTHは私がこれまでに発信した中で最も重要で影響力のあるものになるだろう。楽しみにしていて!」という発言が話題になっている。
また、Truth Socialを所有するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは最近の株主向け書簡で、「報酬プログラムの一環として、Truthデジタルウォレット付きのユーティリティトークン導入を検討している」と述べた。このトークンは当初Truth+サブスクリプションの支払いに使用され、後にTruthエコシステム内の他の製品やサービスにも適用される予定だという。
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注目すべきは、TMTGが言及した「ユーティリティトークン」と今回のうわさで取り上げられている「ミームコイン」は性質が全く異なる点だ。ミームコインは本質的に実用性や価値を持たず、投機目的でのみ機能するトークンとされている。今年、トランプ関連のコインとしてはすでに「TRUMP」と「MELANIA」が発行されている。
トランプ氏を代表するチームは1月17日にソラナブロックチェーン上で、大統領就任式の3日前に「OFFICIAL TRUMP」ミームコインを発行し、1月19日にはその価格が記録的な73.43ドルまで高騰した。同じく妻のメラニア氏も「MELANIA」ミームコインを発行したが、両コインは現在、80%以上下落している。
トランプ家族はWorld Liberty Financialや米ドルステーブルコインUSD1など、他の仮想通貨プロジェクトにも関与しており、民主党からは利益相反の批判を受けている。
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