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米ビットコイン現物ETF、過去2番目の規模の純流出 リスクオフが加速

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SoSoValueのデータによると、11月13日(米東部時間)、ビットコイン( BTC )現物ETFは合計約8.7億ドル(約1,340億円)の純流出を記録し、過去2番目の規模となった。単日の純流出額が最も多かったのはグレースケールのETF「BTC」で、3.18億ドル(約490億円)が流出した。

過去最大のビットコイン現物ETF流出は今年8月1日の8.12億ドル(約1,250億円)だった。

一方、イーサリアム( ETH )現物ETFも資金流出が続いている。ソソバリューのデータによると、同日、イーサリアム現物ETFは合計2.6億ドル(約400億円)の純流出を記録し、3日連続の流出となった。単日の純流出額が最も多かったのはブラックロックのETF「ETHA」で、1.37億ドル(約211億円)が流出した。

市場価格も低迷している。CoinMarketCapのデータによると、ビットコインは執筆時点で9万7,000ドル台(約1,500万円)まで下落し、イーサリアムも3,200ドル台(約49万円)まで値を下げている。大規模なETF資金流出が両通貨に対する売り圧力となっている。

米国株式市場も下落している。13日、ダウ工業株30種平均は1.65%、S&P500指数は1.66%、ナスダック総合指数は2.29%それぞれ下落した。リスク資産全般からの資金流出が続いている。

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市場の下落について、米国政府機関の閉鎖終了は一時的に市場に好材料となったものの、連邦準備制度理事会(FRB)当局者らによる利下げに対する慎重な発言が投資家のリスク回避姿勢を強めている。

ボストン連銀のスーザン・コリンズ総裁は13日、「政策金利を現在の水準に維持することが適切」と述べ、追加利下げに慎重姿勢を示した。パウエルFRB議長も10月に「12月の利下げは確実ではない」と強調している。

市場では12月利下げの確率が1カ月前の95%から49%まで低下しており、これらの発言が市場の不透明感を高め、リスク資産からの資金流出を加速させている。

ただし、一部の専門家は依然として楽観的な見方を維持している。専門家らは、オンチェーンデータはパニック的な資金流出ではなく、利益確定とレバレッジ調整のみを示しており、長期保有者はこれを通常の循環的調整と見なしている。

また、ビットワイズのマット・ホーガン最高投資責任者は「機関投資家市場は依然として強気であり、年末までに過去最高値に近い水準に達する可能性がある」 との見方も示している。

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