トランプ大統領、仮想通貨支持派のミラン氏をFRB理事に指名
ドナルド・トランプ大統領は8日、仮想通貨に友好的なスティーブン・ミラン氏を連邦準備制度理事会(FRB)理事に指名すると発表した。
現在政権の経済諮問委員会委員長を務めるミラン氏は2026年1月31日まで空席となった理事ポストに就任し、その後は恒久的な後任者を探す予定だ。
FRBの理事会は議長・副議長を含む7人で構成され、金融政策の最高意思決定機関として機能している。ミラン氏はハーバード大学で経済学博士号を取得し、第1期トランプ政権でも務めた経歴を持ち、トランプ大統領は「経済学の世界での専門知識は比類ない」と評価した。
ミラン氏は仮想通貨規制の合理化が必要との立場を取っている人物で、FTX破産債権を取引するヘッジファンド、ハドソンベイの元シニアストラテジストでもあり、財務省やフィデリティ・インベストメンツでの勤務経験もある。
ミラン氏はジェローム・パウエルFRB議長への批判でも知られ、トランプ大統領の利下げ圧力と歩調を合わせている。ただし、スコット・ベセント財務長官は先日、トランプ大統領がパウエル議長の解任ではなく辞任を期待しており、来年5月の任期満了まで続投を認める方針を繰り返し表明していると述べた。
関連: トランプ、12兆ドル規模退職金制度での仮想通貨投資解禁を大統領令で指示
関連: トランプ、仮想通貨業界への「ディバンキング」禁止大統領令に署名
リップル社、ステーブルコイン決済企業Railを買収へ XRPやRLUSDなどの高い流動性を提供
リップル社は、ステーブルコインの国際決済企業Railを買収することで合意したと発表。仮想通貨XRPやRLUSDなどの高い流動性を提供していくことなどを説明した。...
リップルとSEC、控訴を相互取り下げで法廷闘争が終結 5年間の争いに決着
米証券取引委員会とリップルラボが控訴を相互取り下げし、5年間のXRP証券問題を巡る法廷闘争が終結。トーレス判事の2023年判決が最終判断に。...
創業77年の北紡、ビットコイン累計購入額5700万円に
東証スタンダード上場の北紡がビットコイン累計購入額3.32BTCと発表した。8月8日から毎営業日200万円相当の定期購入を開始し、総額8億円の投資枠で仮想通貨トレジャリー事業に本格参入する。...